先手：山口
後手：沢田





「マッサージチェアが欲しいなー」


「え？」
 

「でもマズイ。気持ち良すぎて、時に沢田より愛してしまうかもしれん。ぬぬぬ」

「そりゃ一大事」
 

「だろ？だから肩揉んでくれ」
 

「・・・いいけど？」
 

「え？いいの？」
 

「おまえが後悔しないならね」
 

「後悔？なんで？」
 

「後ろ向いて」
 

「お、ホントにやってくれんのか」
 

「１分100円な」
 

「金とんのかよ」
 

「何分がいい」
 

「えぇ？ちょっと待て」
 

「はいはい」
 

「今・・・えーと、小銭が・・・300円あるから３分で！」
 

「じゃー300円そこ置け」
 

「ちゃんと払うよ」
 

「いいから。返金はなし。オーケー？」
 

「ああ、いいよ」
 

(ニヤリ)

「っ！？・・・あっ・・・」
 

「なに？」
 

「いや、何でも、っ、ない。ん！」
 

「気持ちいい？」
 

「へ、変なトコ変な風に、触るな！」
 

「変なトコって・・・肩と首と背中しか触ってない」
 

「た、たんま！やっぱいい！」
 

「まだ30秒も経ってないぜ」
 

「ちょっ、や、ちょっと待って」
 

「返金はなしって言っただろ」
 

「ひゃ・・・てゆーか、返金なしってそういう意・・・っ！」
 

「弱いとこは全部攻めてやるから、安心しろ」
 

「違う！弱いとこじゃねぇ、凝ってるとこだ、バカー！」

 

(３分、後？)

 

「・・・このエロガキめ・・・覚えてろよ・・・」

という呟きが聞こえたとか聞こえないとか。






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はい、すんませんでしたー。


すみ





 

[11回]